「残業が多くて定時で帰れることがほとんどない」「仕事の後のプライベートの時間がない」と悩んでいませんか?
私も1〜2年目までは、定時に帰れたことが数回しかなく1日2〜3時間の残業は覚悟の上で働いていました。
そのため、仕事の後に友達との食事の予定やジムなど自分の時間を作ることなく、帰ったらご飯を食べて寝るだけという生活でした。
しかし、効率よく動くコツを身に付けてからは、1ヶ月の残業がトータル2時間程度になり、仕事の後のプライベートも楽しめるようになりました。
この記事では、看護師が残業を減らすために効率よく働くコツについてご紹介しています。
残業を減らしてプライベートを充実させたい人は読んでみてください。
看護師の残業を減らすための工夫
残業を減らすためには効率よく働くことが必要です。
忙しい看護の仕事ですが、小さなムダを省くことで残業時間を減らすことができます.
ほぼ毎日定時で帰宅する私が徹底している、効率よく動くコツ6つをご紹介します。
準備8割本番2割
「準備8割本番2割」という言葉を聞いたことがありますか?
本番で全力を出すよりもしっかり準備をしておくが大切だということです。
しっかりと準備をしておくことで心の余裕を持って仕事に挑むことができます。
情報収集
勤務前の情報収集が大切です。
必要な情報はしっかりと取りましょう。
また、情報収集時に時間単位(細かく言えば分単位)で1日のスケジュールを組んでおきます。
清潔ケア、食事介助、口腔ケアなど毎日当たり前にやっていて情報として取る必要のないことも書いて「見える化」しておくことで、意外とその時間帯は忙しいということに気づき、その前後の行動が取りやすくなります。
手順の確認
検査出しや処置の介助などで、慣れていないことをする場合は早めに手順や物品を確認しておきましょう。
直前だと焦ってしまい、うまくいきません。
しっかりと準備しておくことで、スムーズに介助できます。
導線を考えて動く
忙しい勤務中、少しでも時間を作るためにムダな移動は避けましょう。
部屋周りの順番は導線を考えて行ったり、一度の訪室でできることは全て行います。
また、たとえば機材庫の近くの部屋の検温に行く時についでに必要な物品を取っておいたり、検温のついでに物品の補充をするなど「ついで」に何かすると時間短縮になります。
できることは午前中にやっておく
清潔ケアやルート交換など、時間が決まっていなくてその日のうちにやれば良いこともできるだけ午前中のうちにやる努力をしましょう。
たとえ午後の方が余裕がある場合でも、急変や緊急入院などで予定が崩れてしまい思い通りに進められないのが私たち看護師の仕事です。
私は基本的に午前中死に物狂いで動き、午後からゆとりを持ってやり残しがないかを確認しながら行動しています。(基本的に緊急入院があるので、ゆとりはなくなることが多いですが。)
移動は早足で
仕事が早い人の特徴として共通しているのが、移動が早足であることです。
これは導線を考えて動くことと少し重なりますが、ムダな移動時間を少しでも短縮するために必要です。
手を動かしていない移動時間は本当にムダなので、できるだけ移動時間を減らすすようにしましょう。
要求を予測する
患者さんからの要求を予測することでも、ムダな移動は減らすことができます。
ナースコール時
例えば、ナースコールがあったときにPHSや電話でコールを取れば良いのですが、難聴の方や「ちょっと来て」と言われる場合、要求の内容を予測してから訪室します。
痛み止めが必要そうな患者さんには痛み止めを持って、熱が出ている患者さんにはバイタルサイングッズを持って訪室するなどです。
何も持たずに訪室すると、要求を聞いてから詰所まで取りに戻ってまた訪室するという二度手間になります。
もちろん予測が全て当たるわけではありませんが、何も考えずに行くよりは効率的です。
トイレ介助など
トイレの介助が必要な患者さんで前回の排尿から時間が経っている場合は、検温などで訪室したタイミングで尿意を聞くようにしています。
「今すぐ出そうなわけじゃないけど、行ったら出るかも」くらいのタイミングでも行っておけば、しばらく次の排泄まで時間が空くのでこちらのペースで仕事を進めることができます。
長話をしない
仕事が遅い看護師の特徴として、「話が長い」ということがあります。
もちろんコミュニケーションは大切ですが、「何を聞き出したいのか」目的を持ってコミュニケーションを取るようにしましょう。
ただ長々と世間話をしているだけでは、必要な情報を取ることはできません。
効率よく動いても残業が発生することもある
病棟は急変や緊急入院など何が起こるか分からない現場です。
上記のように効率よく進めていても、どうしても残業が発生することもあります。
また、「淡々と仕事を進めるよりも患者さんとゆっくりお話して心に寄り添うような看護をしたい」と思う方もいるでしょう。
そのような場合は、病棟ではなく施設やクリニックがオススメです。
施設やクリニックは緊急入院がないこと、クリニックの場合は受付時間が決まっていることから残業がほとんどありません。
「病棟での残業が辛い」という方は転職を検討することも一つの方法です。
まとめ
残業を減らすための6つのコツをご紹介しました。
効率よく動いて残業をなくし、ワークライフバランスの良い生活を送りましょう。
また、病棟だけでなく施設やクリニックに転職することでも残業をなくすことができるため、広い視野を持って働き方を見直してみましょう。
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